このページでは摂食障害、初めての方に分かりやすく、一般的な判断基準を載せていますが、思い込みは危険です。
なるべく専門の先生、病院など第三者の方からの診察を受けてみてくださいね。
なるべく専門の先生、病院など第三者の方からの診察を受けてみてくださいね。
摂食障害は大きく「拒食症」と「過食症」に分けられます
| AN:拒食症(アノレキシア・ネルボーザ) | BN:過食症(ブリミア・ネルボーザ) |
|---|---|
|
★制限型(ただただ食べないで痩せていく)タイプ:AN-R ★むちゃ食い・排出型(過食嘔吐を伴う)タイプ:AN-BP ※治療においてはこの2つのタイプは全く異なる病気として分けて考える必要があります。 |
★非排出型(ただただ食べ続ける)タイプ:BN-NP ★排出型(過食嘔吐をともなう)タイプ:BN-P ※治療においては、本質的な違いがないので、過食症は1つのグループに分けられます。 |
| その他の呼び方として・・・神経性食思不振症、神経性食欲不振症、神経性無食欲症、思春期やせ症など | その他の呼び方として・・・神経性過食症、神経性大食症、神経性多食症、大食症など |
どちらも、体重に対する過度のこだわりがあることや、自己評価への体重・体形の過剰な影響が存在するといった、心理的要因に基づく食行動の重篤な障害と言う事には変わりありません。
この他に、むちゃ食い性障害:BED、と呼ばれる摂食障害も増えてきています。
また、近年では健康的な食事に拘り過ぎて、病気や栄養失調になったりする「オルトレキシア」と呼ばれる摂食障害者も増えています。
※現在、オルトレキシアは、ICD-10[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]、DSM-IV[精神障害の診断と統計マニュアル]、DSM-5[精神障害の診断と統計マニュアル]といった医療基準で、オルトレキシアは定義されていません。
この他に、むちゃ食い性障害:BED、と呼ばれる摂食障害も増えてきています。
また、近年では健康的な食事に拘り過ぎて、病気や栄養失調になったりする「オルトレキシア」と呼ばれる摂食障害者も増えています。
※現在、オルトレキシアは、ICD-10[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]、DSM-IV[精神障害の診断と統計マニュアル]、DSM-5[精神障害の診断と統計マニュアル]といった医療基準で、オルトレキシアは定義されていません。
ちなみに私は、AN-R→BN-NPの繰り返しでした。
「拒食症」と「過食症」のよく言われている大きな違い
| 拒食症 | 過食症 | |
| 痩せ願望の裏側 | 達成感・安心感でダイエットから逃れられない。自己管理欲求・不安・使命感・強迫概念 | 痩せて綺麗になりたい、きれいな服が来たいという気持ちがあります。 |
| 服装 | 痩せている事を隠す為に肌の露出を控える。そのせいで発見が遅れる事が多い。 | 痩せている間は比較的肌を露出する傾向がある。 |
| 原因 | 達成感・安心感、体重増加恐怖症 | ダイエットの反動、ストレス、プレッシャー |
| 性格 | 真面目で優等生、心配性でねばり強い | 明るくて社交的、冒険好きで心配性 |
- 拒食症の人は標準体重より20キロ以上落ちている場合は、体からの治療も必要となってきますので、完治まで過食症の方よりも時間がかかると私は考えています。過食を伴わない拒食症の人は過食症の治療をする必要性はほとんどありません。
- 過食を伴う拒食症の人は過食症の要素をもった拒食症患者さんなので、両方の治療が必要です。
- 過食症の場合は、栄養的には問題は見られないので、体のケアよりもメンタルでのケアが必要になってくると思われます。
- 過食嘔吐の方も過食症と同じ治療になります。
拒食症の方から「私は、過食症になるのでしょうか」というご質問をいただくことがあります。
おそらく、拒食症になってしまったかたは、沢山の摂食障害の情報を本やテレビ、ネットなどで調べていると思うので、
拒食から過食に以降したケースというのを見て、治療がとても不安に感じていると思います。
私もそうでした。
病気になってから治そうと思って摂食障害の本を読み漁りました。
しかし、書いてある事は様々なのですが、私がこれまでに見てきた範囲でお答えすると、
拒食の要素が強い人というのは、過食にはならないと思います。
おそらく、拒食症になってしまったかたは、沢山の摂食障害の情報を本やテレビ、ネットなどで調べていると思うので、
拒食から過食に以降したケースというのを見て、治療がとても不安に感じていると思います。
私もそうでした。
病気になってから治そうと思って摂食障害の本を読み漁りました。
しかし、書いてある事は様々なのですが、私がこれまでに見てきた範囲でお答えすると、
拒食の要素が強い人というのは、過食にはならないと思います。
過食に以降する可能性の高い生まれ持った因子があります。
この因子の尺度を測定することによって、おおよそ治療の流れが予測できます。
これに関しては、少し難しい分野になってくるので、次回の動画でお話します。