カテゴリー
動機づけ

実験神経症

実験神経症

弁別困難な2刺激を用いて分化条件づけを強いた場合に見られる異常な混乱状態の事。
パブロフのイヌにおける条件反射の研究から導入されたものである。

条件づけによる実験神経症の形成は、逆条件づけによって神経症の除去・治療に利用

イギリスの精神分析学者ジョーンズE. Jornes(1879―1958)は、ウサギを恐れていたピーターという少年に、彼が友達と食事をしたり、遊んだりするリラックスした状態の時にウサギを見せる等をし、次第にウサギへの恐怖感を軽減することに成功した。実験神経症の形成の研究は、逆に神経症の消去についての行動療法にも多くの知見を提供している。

カテゴリー
社会的行動

[エクササイズ8]社会的行動

  1. われわれは、他の人がある行動をしたとき、なぜそのような行動をしたのか、その因果関係を理解しようとする。このような認知過程を何というか。
    1)因果関係知覚
    2)対人認知
    3)役割知覚
    4)原因帰属
    5)関係分析

    テキストp.184参照のこと

  2. 対人関係の認知や態度変容を説明するために、自己(P)と他者(O)、第3の人物や事物(X)の三者関係をもとに「バランス理論」を提唱したのはだれか。
    1)ミルグラム
    2)ハイダー
    3)アッシュ
    4)ケリー
    5)ニューカム

    2)ハイダー

    テキストp.187参照のこと

  3. その場に居合わせた人の数が多いほど援助行動は減少する。このような現象を何というか。
    1)社会的望ましさ
    2)傍観者効果
    3)社会的手抜き
    4)没個性化
    5)単純接触効果

    2)傍観者効果

    テキストp.198~199参照のこと。特に図8-10を確認して下さい。

  4. 説得の際、唱導しようとする立場に関して賛成意見だけでなく、反対意見も合わせて提示する方法がある。このような説得的コミュニケーションを何というか。
    1)一面的コミュニケーション
    2)両面的コミュニケーション
    3)一方的コミュニケーション
    4)双方向的コミュニケーション
    5)確信的コミュニケーション

    2)両面的コミュニケーション

    テキストp.190参照のこと

  5. 凝集性の高い集団に見られる特徴として適当でないものはどれか。
    1)集団からの要請が成員に受容されやすい。
    2)成員間のコミュニケーション頻度が高い。
    3)成員同士が友好的で協力的である。
    4)集団への定着率が高い。
    5)高い生産性をあげる。

    5)高い生産性をあげる。

    テキストp.202参照のこと

  6. 完全暗室中での自動運動現象の知覚を利用して、集団規範の成立過程を研究したのはだれか。
    1)アッシュ
    2)シャクター
    3)シェリフ
    4)モスコヴィッチ
    5)ラタネ

    3)シェリフ

    テキストp.194~195参照のこと

  7. アッシュの印象形成の研究で、最も新しく提示される形容詞によって全体的なパーソナリティの印象が規定される傾向を何というか。
    1)認知的バイアス
    2)寛大効果
    3)初頭効果
    4)新近効果
    5)論理的錯誤

    4)新近効果

    テキストp.183参照のこと

  8. リピットとホワイトのリーダシップ研究で得られた結果として、正しくないものはどれか。
    1)専制型のリーダーのもとでは、敵意や攻撃性の表出が多く見られた。
    2)専制型のリーダーのもとでは、リーダーが不在のときでも仕事の能率は低下しない。
    3)民主型のリーダーのもとでは、仕事の質が高かった。
    4)民主型のリーダーのもとでは、リーダーがその場にいなくても自主的に作業が続けられた。
    5)放任型のリーダーのもとでは、自分勝手で無責任な行動が多く見られた

    2)専制型のリーダーのもとでは、リーダーが不在のときでも仕事の能率は低下しない。

    テキストp.204~205参照のこと

  9. 自分がいくら努力しても集団の業績に対して貢献できる度合いが少ないと思われる場合には、「他の人にまかせて自分は適当にやってればいいや」という気持になりやすい。このような現象を何というか。
    1)リアクタンス効果
    2)条件即応効果
    3)傍観者効果
    4)フリーライダー効果
    5)没個性化効果

    4)フリーライダー効果

    テキストp.209参照のこと

  10. 説得的コミュニケーションにおいて、「ブーメラン効果」とは何か。
    1)受け手の態度が、送り手の期待したものとは逆の方向に変容すること。
    2)受け手の態度が、送り手の期待した方向により強く変容すること。
    3)受け手の態度が、説得を受けてから時間を経て変容すること。
    4)説得は、被説得者の主張を受容することが効果的であること。
    5)説得は、何度も繰り返すことが効果的であること。

    1)受け手の態度が、送り手の期待したものとは逆の方向に変容すること。

    テキストp.190参照のこと

  11. あらかじめ弱い反論にさらされていると、その後の説得に対して抵抗が生じることが知られている。このような現象を何というか、またそのような理論を提唱したのはだれか。現象と提唱者の組み合わせとして適切なものを選びなさい。
    1)リアクタンス理論-ブルーム
    2)接種理論-マクガイアー
    3)傍観者理論-ラタネ
    4)傍観者理論-ブルーム
    5)接種理論-ラタネ

    2)接種理論-マクガイアー

    テキストp.192~193参照のこと

  12. 「1人きりで食べる食事は味気ないが、家族や親しい友人との食事は進む」ということは、だれもが経験することである。このような現象を何というか。
    1)社会的比較
    2)社会的スキル
    3)社会的感受
    4)社会的模倣
    5)社会的促進

    5)社会的促進

    テキストp.208~209参照のこと

  13. 流行現象においては、多数の人がしていることが正しく思える(その商品は良いものに違いないと思う)ことが重要な要因であると考えられる。このような社会的影響過程を何というか。
    1)情報的影響
    2)傍観者的影響
    3)没個性的影響
    4)規範的影響
    5)相互的影響

    1)情報的影響

    テキストp.196参照のこと

  14. リーダーシップのPM理論において、P機能とM機能の説明として正しいものはどれか。
    1)Pとは目標を達成するための機能、Mとは士気を高めるための機能
    2)Pとは権力を強めるための機能、Mとは目標を達成するための機能
    3)Pとは権力を強めるための機能、Mとは士気を高めるための機能
    4)Pとは権力を強めるための機能、Mとは集団を維持するための機能
    5)Pとは目標を達成するための機能、Mとは集団を維持するための機能

    5)Pとは目標を達成するための機能、Mとは集団を維持するための機能

    テキストp.206参照のこと

  15. 「態度変化を説明する理論の代表的なものに(A)の(B)理論がある。この理論の基本は、人は不合理な2つの認知を同時にもつと不快な状態になり、それを除去あるいは低減して(C)な状態にしようと動機づけられるというものである。例えば、タバコをすう人は、喫煙が肺ガンの原因になるということを認めると(D)が生じるので、これを認めたがらない。」( )の中に入る適切な用語の組み合わせはどれか。
    1)A=ケリー B=共変モデル C=協和 D=不協和
    2)A=フェスティガー B=認知的不協和理論 C=協和 D=不協和
    3)A=フェスティガー B=社会的交換理論 C=協和 D=不協和
    4)A=ハイダー B=バランス理論 C=協和 D=不協和
    5)A=ハイダー B=認知的不協和理論 C=不協和 D=協和

    2)A=フェスティガー B=認知的不協和理論 C=協和 D=不協和

    テキストp.192~193参照のこと

  16. 説得の度が過ぎて強制的になると、期待したものとは反対方向への態度変化が生じる場合がある。これを何というか。
    1)プライミング効果
    2)リアクタンス効果
    3)スリーパー効果
    4)ブーメラン効果
    5)アブニー効果

    4)ブーメラン効果

    テキストp.190参照のこと

  17. 次の対人魅力を規定する要因の中で、比較的対人関係の初期の段階で影響があると考えられるものはどれか。
    1)身体的魅力
    2)近接性
    3)類似性
    4)相補性
    5)相互返報性

    1)身体的魅力

    テキストp.186参照のこと

  18. アッシュの印象形成の研究で、最初に提示される形容詞によって全体的なパーソナリティの印象が規定される傾向を何というか。
    1)認知的バイアス
    2)寛大効果
    3)初頭効果
    4)新近効果
    5)論理的錯誤

    3)初頭効果

    テキストp.183参照のこと

  19. 「アッシュは、印象の形成において重要な役割を果たす特徴を(A)、それほど重要ではないものを(B)とよんだ」( )の中に入る適切な用語の組み合わせはどれか。
    1)A=中心的特性 B=周辺的特性
    2)A=重要特性 B=非重要特性
    3)A=中心的特性 B=非中心的特性
    4)A=一義的特性 B=多義的特性
    5)A=価値的特性 B=非価値的特性

    1)A=中心的特性 B=周辺的特性

    テキストp.183参照のこと

  20. 単独で作業するよりは、他者が存在する方が課題遂行の作業量がはるかにはかどることがある。このような現象を何というか。
    1)社会的比較
    2)社会的促進
    3)社会的模倣
    4)社会的現実
    5)社会的スキル

    2)社会的促進

    テキストp.208参照のこと

カテゴリー
行動の変容

道具的(オペラント)条件付け

道具的(オペラント)条件付けとは?

ある刺激に対するある反応に伴って、生活体に報酬となる刺激を提示することによって、それと同じ反応の今後の出現頻度を任意にコントロールする条件付けのこと。
「道具的」とは、被験者の反応が有意義な刺激をもたらすか否かの道具(あるいは手段)となっていることを意味している。このことから、手段的条件付けという人もいる。

カテゴリー
子供の発達

保護中: [エクササイズ]発達

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

カテゴリー
性格と知能

保護中: [エクササイズ]性格と知能

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

カテゴリー
行動の変容

行動の階層

人を含めてすべての生き物は、何らかの形で生活を営んでいることから、総じて【A】と称される。また、
無機質でないこと、行動形態に秩序を持ったパターンが見られることから【B】とも称される。
【A】が行動を起こす要因としては、【C】の変化と、【A】を取り巻く【D】の変化がある。
この章では、【D】の変化、すなわち【E】と【F】との関係についてみていくことにする。

1.生得的行動

  1. 生得的行動とは?
  2. 何らかの刺激に対して自動的に身体の特定部分に起こる局部的な反応をなんというか。
    これは生得的行動の中で最も単純な様式のものである。
  3. 特定の刺激に対して、特定の移動反応が、自動的に,全身全体に,方向性をもって引き起こされる場合をなんというか。
    問2のように局部的かつ単純なメカニズムではなく、生活体内の科学的条件も関係している。
  4. トゲウオの縄張り行動やカモメの親子の給餌行動などを何というか。
    問2、問3よりも複雑な行動パターンであり、生活体内のより多くの条件に依存している。
  5. 問4を生じさせるきっかけとなる刺激、あるいは刺激パターンを何というか。

2.習得的行動

  1. 習得的行動とはどういうものか。
  2. 習得的行動がいかにして出現するのかを問題とするのが【A】心理学である。
  3. 心理学でいう「学習」について以下の文章をうめよ。
心理学で扱う学習は、広義である。プラナリアのような下等動物からヒトに至るまでの、有害物を避ける行動から【A】・【B】の学習に至るまで包括される。日常的には【C】・【D】・【嗜好】、また【性格】や【E】の病気なども学習によるとみなすことができ、その【F】原因、【G】過程、さらには【I】方法などの応用分野も学習の研究に含まれる。
カテゴリー
行動の変容

保護中: [解答]行動の変容

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

カテゴリー
心理学とは何か

保護中: [解答]心理学とは何か

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。