フラストレーションによって引き起こされる反応のひとつ。
防衛機制の例
| 逃避 | 不安をもたらす状況から、なんらかの方法で逃れようとする。 |
|---|---|
| 抑圧 | 不安をもたらすおそれのある欲求や感情を自ら否定し、無意識の中に押し込めてしまう。 |
| 投射 | 自分の持っている欲求や感情を、自分のものとして受容することができず、無意識のうちに他人に転嫁して他人の責任としてしまう。 |
| 合理化 | 自分のとった行動を正当化するために、もっともらしい理由づけをする。 |
| 置き換え | 抑圧された欲求や感情が、本来の対象とは別の代理的な対象に置き換えられる。 |
| 反動形成 | 欲求や感情がそのまま行動にあらわれると、社会的に避難されたり、受容を拒否されたりする恐れがある場合、その欲求を抑圧して、それと正反対の行動をとる。 |
| 防衛的攻撃 | 不安やおそれに基づいて積極的な攻撃行動に出る。攻撃が防衛の意味を持つ。 |
防衛機制にはこの他にも、取り入れ・固着・退行などがある。
すっぱい葡萄
あらすじ
キツネが、たわわに実ったおいしそうなぶどうを見つける。食べようとして跳び上がるが、ぶどうはみな高い所にあり、届かない。何度跳んでも届かず、キツネは怒りと悔しさで、「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか。」と捨て台詞を残して去る。
解説
手に入れたくてたまらないのに、人・物・地位・階級など、努力しても手が届かない対象がある場合、その対象を価値がない・低級で自分にふさわしくないものとみてあきらめ、心の平安を得る。フロイトの心理学では防衛機制・合理化の例とする。また、英語圏で「Sour Grapes」は「負け惜しみ」を意味する熟語である。
(wikiより抜粋)「すっぱい葡萄」(すっぱいぶどう)はイソップ寓話の一つ。「狐と葡萄」ともいう。