約1ヶ月前。
電話カウンセリングの予約に、どこか懐かしい名前を見つけました。
もしかして・・・。
と思いつつ、その時間に電話をとりました。
「先生、お元気ですか?Aの母です。」
思った通りでした。
そこにあったのは、ちょうど約1年前に、私のカウンセリングへ初めて来てくださった10代の女性の苗字でした。
私がカウンセラーを復帰したという事を知り、お母様からご連絡をいただいたのでした。
「先生に会いたいって、ずっと言ってたんです。」
そして、私がカウンセラーをお休みしている間に、体重が5キロ落ちてしまい、入院となった。と。
その後、外出許可をもらった彼女と、数回、電話カウンセリングでお話をしました。そして先日。めでたくも退院となりました!
そんな彼女から、凄く嬉しいプレゼントが。

私が入院中に書いていたスケッチブックの表紙と同じ
夢 希望の文字。

そして茶封筒の中を見て、さらに驚きました。
私とAちゃんが手を繋いでいる絵。

ああ、やっぱり同じこと考えるんだな~って。
そして、カウンセリングでこう言ってくれました。
「先生の言ってた【希望】と【光】っていう言葉が支えでした。」
そう、人は希望で動く。
「勉強しないと、立派な会社に就職できないわよ」
「頑張らないと、受からないわよ」
「○○しないと、○○になるわよ」
いつの間にか、日本の教育は「恐怖」の教育に変わりました。
なぜだか、わかりますか?
それは、人が他人を動かす一番の感情が「恐怖」だからです。
例えば、キッチン洗剤のCMなんかは、まな板にたっぷりのバイ菌がついた映像を見せます。
これは、心理作戦です。
でも、同時に「恐怖」とは、人間にとって一番の「ブレーキ」なのです。
インディアンの子供は、小さな時に親に火を近づけられ、恐怖を植え付けられます。
これは自分の子供を、「火」から守るためです。
程よい恐怖は、自分の身を守ります。
が、
恐怖でいっぱいになった頭は、ブレーキだらけで身動きが取れなくなるのです。
つまり、自分を守り過ぎるのです。
菌を必要以上に怖がる「潔癖症」
高い所を必要以上に怖がる「高所恐怖症」
失敗を必要以上に怖がる「失敗恐怖症」
人を必要以上に怖がる「対人恐怖症」
異性を必要以上に怖がる「男性(女性)恐怖症」
あげればきりがないので、この辺にしますが、言っておきますが、これは全て根本が同じことです。
なので、芋ずる式に恐怖症を併発したりします。
私の場合も、対人恐怖症、潔癖症を併発しています。
でも、逆に言えば、いくつかの恐怖症を持っている人は、ひとつ治せれば、芋ずる式に治っていきます。
少し話がずれたので、戻します。
他人から、好かれたい
→嫌われたらどうしよう・・・
他人から、褒められたい
→見下されたらどうしよう・・・
恐怖で動くのは、もうやめましょう。
人が自分から動くのは「希望」です。
希望から動く人間になりましょう。
※ブログ掲載の許可いただいています。